おうち英語でバイリンガル育児をしているムーです。
現在インドに在住して約3ヶ月が経ちました。
現地の学校に行っている娘ですが、学校でフォニックスを学んでおり、出される宿題もフォニックスの教材を使用しています。
ここ最近娘の英語力の向上が目に見えてきたので、フォニックス学習はとてもいいのでは?と感じフォニックスについて、詳しく説明していきたいと思います。
というのもインドも日本と同じ英語が母国語ではない国にも関わらず、英語を話せる人が多いので、インドの英語学習をマネして、おうち英語に取り入れています。
ですが、バイリンガル育児はおうちの方のサポートが必要不可欠になってくるのでしんどいことや面倒くさいと感じることもでてくると思います。
そういう気持ちになった時は、無理せずに軽い気持ちで続けてもらえればと思います。
始めのうちは慣れないことなので、辛いと感じるかもしれませんが、習慣にしてしまえばこっちのものです。
細く長くおうち英語を続けていきましょう!
- フォニックスをおうち英語に取り入れようか迷っている
- フォニックスのメリット・デメリットが知りたい
- フォニックスとは一体何なのか
フォニックスとは?
フォニックスはもともと英語圏の子どもたちが、読み書きの訓練をするための方法でした。
日本語も耳から覚えていくように英語のネイティブスピーカーたちの子どもたちは、まず英語は耳から覚えていきます。
日本で英語を学ぶ子どもが増えているにもかかわらず、フォニックスがまだ一般的ではないことに多くのネイティブ講師が驚くほど。
フォニックスを身につける利点は、英単語力がアップするだけではなく、「聞く・話す・書く・読む」の4技能すべての力がアップすることです。
ABCに沿って、A・エイ・ア・apple、B・ビー・バ・banana、C・シー・カ・catと、Aの発音、その文字を使う時の音、そしてその文字から始まる代表的な単語が4つセットで覚えていくのが一般的です。
フォニックスのルール
フォニックスにはルールがあります。
- アルファベット読みと音読みを組み合わせて使う
- マジックe サイレントeがある
- uは「ア」と発音する
- 「oo」は「ウー」と発音する
- 「ea」「ee」「ey」は「e」と同じ「イー」
- 「ai」「ay」は「a」と同じ「エイ」
- 「oa」「ow」は 「o」と同じように「オウ」
- 「au」「aw」は「オー」
- 「ou」「ow」は「アウ」
フォニックスは、「エイ」「ビー」「シー」 のアルファベット読みと「ア」「ブ」「ク」 の音読みを組み合わせて発音します。
アルファベット読みか音読みになるかは、単語や法則によって異なります。
また、アルファベット読みと音読みが変化する法則のひとつに「マジックe」があります。
マジックeは、単語の語尾にeが来る、単語の読み方が音読み→アルファベット読みへ変化する法則です。
例:at(アット) 語尾に→eをつけてate(エイト)
=aが音読み(ア)からアルファベット読み(エイ)に変化
例:sit(スィット)語尾に→eをつけてsite(サイト)
=iが音読み(イ)からアルファベット読み(アイ)に変化
さらに、語尾につけられたe自体は発音しません。
mateならM(ム)A(エイ)T(トゥ)E(発音しない)になります。
これはサイレントeと呼ばれる、語尾のeは発音しない法則になります。
音読みのルール
次に、音読みのフォニックスのルールを解説します。
まず「u」の発音は「ウー」ではなく「ア」です。
umbrella(アンブレラ)、understand(アンダスタンドゥ)などが該当します。
「ウー」 の発音は「u」ではなく「oo」が該当します。school、cool、goodもそうですね。
アルファベット読みとなる法則には、「ea」「ee」「ey」は、「e」と同じく「イー」と発音します。
heat(ヒート)やkeep(キープ)、key(キー)などです。
ほかにも「ai」「ay」は「a」と同じ「エイ」、「oa」「ow」は、「o」と同じように「オウ」と発音します。
アルファベット読みでは、「o」は「オー」ではなく「オウ」と発音するのに注意しましょう。
日本語の「オー」と近い発音になるのは、「au」「aw」です。August(オーガスト)、law(ロー)などがあります。
「ou」「ow」は「アウ」と発音し、mouse(マウス)、how(ハウ)などがあります。
フォニックスのメリット・デメリット
フォニックスを始める前に気になるメリット・デメリットをご紹介していきます。
・フォニックスばかりだと飽きてしまう
・フォニックスだけでは100%ではない
・日本語にはない音を聞き分けられるようになる
・カタカナ英語ではなく、正しい発音で読めるようになる
・初めて見る(聞く)単語の読み書きができるようになる
フォニックスのデメリット
フォニックスだけでは100%ではない
フォニックスのルールを覚えると、多くの単語の正しい発音を推測できたり書けるようになりますが、ルールに当てはまらない例外があり、カバーできない単語は綴りを覚えるしかありません。
例えば子音+母音+子音+eの単語には、サイレントE(マジックE)とよばれるルールが当てはまり、ルールに則れば赤字で書かれた母音の音は名前読み(アルファベット読み)をします。
フォニックスばかりだと飽きてしまう
繰り返し聞いて発音する学習方法に飽きてしまう可能性が高くなります。
その場合は、1日に学習する時間を短くすることをおすすめします。
焦らず、毎日少しずつの積み重ねでも、フォニックスの効果は十分に期待できます。
あくまでも楽しみながらフォニックスを学習していきましょう!
フォニックスのメリット
日本語にはない音を聞き分けられるようになる
英単語を学ぶとき、カタカナに頼って不正確な発音を覚えてしまった経験がある人は多いと思います。
フォニックスを習得することで、日本語にあまりないような英語独特の音に慣れ、“カタカナ英語”ではない正確な発音を身につけることができます。
発音に自信がつくことで、英語そのものの上達も早くなるでしょう。
カタカナ英語ではなく、正しい発音で読めるようになる
フォニックスではカタカナではどうしても正しく表せない英語の発音を、耳と口が覚えて、発音記号なしで正確に発音できるようになります。
文字と音を結び付けて覚えるので、日本人が苦手なLとRの区別などができるようになります。
初めて見る(聞く)単語の読み書きができるようになる
これはリーディングの場合ですが、リスニングでも同様で、初めて聞く単語でも綴りが推測できます。
中高生になると、受験のためにたくさんの英単語のつづりを覚える必要が出てくると思いますが、幼少期からフォニックスを学んでいれば、音を聞くだけである程度つづりを予想して書けるようになります。
結果的に丸暗記ではない効率的な学習ができるようになるでしょう。
ただし、「書く」ためには文字の書き方の練習は必須です。
幼児くらいからアルファベットの形に親しみ、小学1年生前後くらいから段階的に文字のなぞり書きなどを始めて、自分の力で書くための準備を行っていくと良いでしょう。
フォニックスの順番
視覚・聴覚から学ぶ
まずはフォニックスというものを学んでいくための第一歩として、視覚からフォニックスに触れてみることをお勧めします。これは例えば受験勉強の際の参考書を勉強する時などに用いるような、1回目の「何も考えずまずは読んで、なんとなく全体像を把握しよう。」という段階です。
その為、ここでは何となく「フォニックスってこんな感じなんだ」程度の理解でOK。
いきなりテキストだと幼児期は難しいので、動画で学ぶのをお勧めします。
体で覚える
この段階から自分で発音をしていきます。
自分で本当に発音する際には、親や先生がフラッシュカードを使いにランダムに繰り返し練習することで、反射的にフォニックスの発音が出てくるようになるのです。
日常的に繰り返し行うことで子供達は英単語を読む際に自然にフォニックスで発音できるようになっています。
この段階でのポイントは、アルファベット1つ1つの発音を身体で覚える事です。
あとは繰り返す
1日、2日でできるようになるものではないし、これはいつも英語に触れているネイティブの子供たちが英語を身に付けるための学習法である事をお忘れなく!
なのでフォニックス発音一覧表や、フラッシュカード、無料動画などを色々利用して、日常的にフォニックスに触れる時間を増やしましょう。
フォニックスは必要?不必要?
単語を覚えるのに、りんごはapple、など、身近なものから覚えていくと思います。
英会話ではそれでいいのですが、特にライティングになると、appleはなぜpが2個いるの?
なぜeは読まないのに書くの?英語って難しい!となりかねません。
どういった単語から「書く」学習をしていけばいいのかわからない時に、はじめは3文字単語からという風にフォニックスのルールを一つずつ覚えて順序だてて書く練習をしていけば、どんどん書ける言葉が増えていきます。
ABCで単語を覚えていくのも大切ですが、ある程度のルールが分かっていれば単語を読めることができるのでフォニックスの勉強を帰国後もおうち英語で続けていこうと思っています。
フォニックスは勉強していて損はない!
フォニックスはバイリンガル育児において大切になってくる学習方法だと感じました。
といっても何からしていいか分からない方はまずはYouTube動画から入っていくとお子さんも拒否感なくフォニックスを学んでいけるでしょう。
お子さんと一緒に好きなフォニックス動画を探すのも楽しいですよ!
是非フォニックスを楽しんでおうち英語に取り入れていただければと思います!
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